Touring & Travel diary
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初日 萩石見空港-羽田-浜松町
2020年11月26日(Thu)
コロナで海外で出られなくなり、半年以上おとなしくしていたが、そろそろ世間のGOTOトラベルの流れに乗ることにする。東京都なのでGOTO対象から外されていた小笠原ツアーが対象に含まれてすぐに予約をした。ところが、その後コロナ禍は第三波を迎え、出発直前にはGOTO割引の中断という話まで出てきてたが、出発段階では東京都がGOTOトラベル中断対象にならず、ホッとした。とはいえ、東京が中断してもおかしくない状況に違いはない。コロナフリー地域の住民としては、用心に用心を重ね、ウイルスを絶対に持ち帰らないようにしなくては!
8ヶ月ぶりの飛行機に乗って、まずは羽田へ。明日の船に乗るための前泊だけだが、飛行機が一日一便に減便しており、昼には羽田到着。モノレールで浜松町に移動し、昼食をとる。コロナがなければ久しぶりの都会を少し歩きたいところだが、そのまま竹芝桟橋前のホテルへ向かう。この辺りは6年振りだが、新しいビルや歩道が出来ており、見違える街となっている。昼過ぎに行ってもホテルチェックイン時間には早すぎ、ロビーでのんびり時を過ごす。
GOTOトラベルでは旅費の約15%に相当するクーポンがもらえる。今日のホテルは飛行機とセットのパックなので、クーポン金額は結構ある。これを明日までに使わねばならないので、ひと休みした後、再び浜松町の中心部へ。ドラッグストアや酒屋で色々買い込んで、宿に戻る。
夕食として、近くの「わらやき屋」という居酒屋のテイクアウトで、皿鉢(さわち)料理3~4人前を購入する。あまり外で食事をしたくないので、事前に何か良いテイクアウトがないかとネット上にあるメニューを色々探していた。その時にコレ!と思ったのが、この皿鉢料理だ。皿鉢料理という名前の記憶は、遡ること数十年…。
学生時代から旅ばかりしていた私は、旅行会社に就職が内定した。大学4年の1月上旬、卒論を提出し、そのまま中国へ、帰国後は、下宿に帰らず卒論の試問のために研究室に泊まり込み。それが終わって5週間ぶりに下宿に戻ると、分厚い問題集が届いていた。内定していた会社からで、入社前に勉強しておけということだ。3月末までにやって送り返せとあるが、私は翌日から今度はニュージーランドに旅立つ予定だ。仕方ないので、出発時間まで徹夜で頑張る。すでに日本中ほぼ訪れていたこともあり、知らない問題がないままひたすら回答していくが、その中で唯一引っかかったのが、皿鉢料理。全く聞いたことなかった。今ならインターネットで検索すればすぐに分かるが、当時にそんな便利なものはない。一つだけ分からず、ニュージーランド滞在中まで気になった思い出深い料理名、それが皿鉢料理だ。
包みを開けると、工夫を凝らした料理説明のイラストや薬味の多さがが、素晴らしく、食べる前から楽しくなる。こんなに太切りのカツオのたたきは初めて。全体的に良い素材を使っているようで、非常に美味しい。わらやきは、パフォーマンスだと思っていたが、藁の焼けた香ばしさが、味を引き立てており、これがまた美味い。大満足の夕食で、気分よく、食後はそのまま就寝。