Touring & Travel diary » 島旅»

Touring & Travel diary

式根島　-野伏港-石白川海水浴場-釜の下-松が下雅湯-釜の下

　予定通り９時過ぎに上陸。式根島にはキャンプ場が２つあるが、時期によって泊まれる場所が決まっており、今は島の反対側にある釜の下キャンプ場が指定キャンプ地だ。キャンプ場に行くまでに島を横断しなければならない。
　式根島は人口600人弱の小さな島だが、商店や民宿がやたら目につく。旅行者にとっては便利な島といえよう。途中の商店ではさんまを天日干しにしているところだった。

　キャンプ場への看板に気づかず、島を横断してしまい石白川海水浴場に出てしまう。

　下船から50分かかり、ようやくキャンプ場に到着。思ったよりも広い島かも。雨上がりで地面が濡れていたのですぐにはテントを張らず、前回の三宅島で知り合ったイド、シロコンビとのんびりだべり、カップラーメンの朝食をとる。
　私がトイレに行っている間にイドちゃんがキノコを採ってきた。それをまねて妻もキノコ探しに行き、さらに２つ取ってきた。ハナイグチというおいしいキノコだそう。

　さっそくキノコ汁に。これがうまかったー。

　イド、シロコンビは魚突きが好きで、そのために伊豆の島にちょくちょく来ている。今回も目的は魚突きだ。妻がぜひ教えて欲しいと前回頼んだので、今回の島旅は教えてもらうことが一つの目的となっている。しかし、11月なので海が冷たすぎるーーー。写真は、イド、シロコンビとその弟子友人のダンちゃん。ダンちゃんは本日隣の新島に泊まっており、魚突きのために渡し船でやって来た。

　妻もモリを借りて海に入り、なんと私の目の前で魚を仕留めた。その後も何度か魚を突いており、非常に楽しんだ様子。私も付き合いで少し泳いだが、ウェットスーツもなしに11月の海で長く泳げるほど若くない。先に上がって待っていた。
　泳いだ後は松が下雅湯に。キャンプ場から歩いてすぐのところに無料の露天風呂があるのが、このキャンプ場の素晴らしいところ。これがなければおそらく私は海に入らなかったはず。とはいえ、魚突きは非常に楽しそうだし、とれた魚がうまい！　ウェットスーツを買って私も始めようかと思ってしまう。
　温泉の後は明るい時間から獲物を肴に宴会のはずだったが、雨。そしてこのキャンプ場には雨宿り場所がない。止むまで待つか、テント内でそれぞれ食事かと思っていたが、サバイバル得意のイドちゃんがテントのフライとモリで簡易タープを造り、その下で宴会が始まった。妻と２人だけのキャンプと違い、肴がいっぱい。そんな中一番うまかったのが、写真のハコフグ。めちゃめちゃうまい。そして、この味とこの姿に記憶が。

　この魚です。いやーフグだったなんて。これはツノハコフグという種らしく、初めて食べたのが大西洋にあるアフリカの島国サントメプリンシペ。その時は、世の中にこんなうまい魚があるのかと思ったくらいだった。その約10年後、再び食べたのがやはりサントメプリンシペ。その時は妻と一緒だったが、あまりに固く捌けないので、フグだとは知らず私が捌いた。皮と内臓には毒があるそうだが、当時は知らなかったので、皮とか内臓を触った手でそのまま調理していた。こわー。
　雨脚が強まり、途中からは雨漏りがひどく、簡易タープの下で傘をさしてまで宴会続行。濡れながら、なお楽しんだ。４人ともよく飲むので、500mlのビールが10缶程と１升の焼酎が空いてしまい、酒がなくなっておひらきに。