Touring & Travel diary
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式根島 島一周
2014年11月03日(Mon)
昨夜の嵐が嘘のように朝から快晴。一人起き出して散歩に出る。
キャンプ場から一番近い観光ポイントが、写真の塩釜様。江戸時代、隣の新島の人々がここで塩を造って江戸に年貢として納めていたのだとか。
江戸時代の式根島は水がないため定住者はおらず、新島の人々が時折訪れるだけだった。そのため伊豆7島にも数えられていない。明治21年になってようやく定住が開始され、大きな井戸がいくつか掘られた。その一つが、写真のまいずまいず井戸。明治25年のものだそう。
散歩から戻ると妻もイドシロコンビも起きていた。しかし、妻はそのあとすぐに寝てしまう。二日酔いらしい。イドシロコンビはほとんどすべてのものが濡れてしまったようで、盛大に持ち物を干している。イドちゃん携帯も壊れてしまった模様。2人は今日の出発なのでゆっくりと準備。私はすることがなくなりもう一回り散歩した。イドちゃんが多めに東海汽船の株主優待を持っていたので譲ってもらい、忘れ物のミスは半減、ありがたい。2人が出発する時になってようやく妻も起きた。もう一泊する我々は島を一周する予定だったが、妻はまだ頭が痛いとか。困ったもんだ。
一人で島歩きするつもりでいたが、妻も少し回復し、一緒に出発。まずは隣の石白川海水浴場、どんよりとした天気だった昨日と違ってきれいなビーチだ。
ぐんじ山展望台からの神津島方面。
小の口公園からの新島方面。
シマアジやマダイを育てている養殖場。新島経由で東京に戻る東海汽船のさるびあ丸も写っている。
中の浦海水浴場
神引展望台からのカンビキ湾方面、新島や利島も見えている。
唐人ヅシロ。
御釜湾第一展望台よりの御釜湾。真中辺りに海中温泉があるはず。
大きな鉈で裂いたようなV字谷の先にあるのが、地鉈温泉。
高温の源泉が流れてきているが、海水も入ってきており、潮加減によって入浴できる場所が変わる。写真の場所は熱くて、もう少し海寄りで入浴した。大きな波が来ると湯温は下がり、来ないと流れくる高温の湯で温度が上がってくる。その変化が心地よく、非常に楽しい温泉だ。
足付温泉。ここも海岸部にあり、潮加減によって湯温が変わるのだが、干潮時以外はぬるくて入浴し辛い。傷に効く温泉だというので、昨日泳いだ時に岩場で切った腕を浸してみた。
島一周が終わり、昨日も入った松が下雅湯へ。ここは湯温もちょうど良く、ほんと良い温泉である。この温泉だけは自然の温泉ではなく、不便な場所にある地鉈温泉のお湯を引いてきたものなので、泉質は同じだそう。
キャンプ場下の釜の下海岸に帰着、島一周は5時間ほどで完歩。昨日泳いだ時よりもあったかそうで少し泳ぎたくなったが、やっぱり寒そう。
キャンプ場に戻ってすぐに炊事、明るい時間に食事を終え、さっさと寝てしまった。