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北見-網走湖-天都山-サロマ湖-紋別-北見

2014年03月23日(Sun)
 本日はレンタカーを借りてドライブの予定、友人も一緒に行くことになったので、ひどい雪道があっても安心である。レンタカー会社に歩いて向かう道は写真のように雪だらけで、心配になるが、今日は暖かで主要な道はほぼ雪も解けていた。
雪道
 最初に借りた車は新しくてきれいであったが電気系統の故障をしており、すぐ交換に戻る。代車はプリウスとなった。これなら実家の車と同じなので、妻は運転に慣れており、快適に走り出す。
 最初に止まったのは、女満別空港の滑走路近く。滑走路の延長にある誘導灯と道路が交差しているために、飛行機が発着する時間には低空を飛んでいる飛行機を真下から見ることができる。
雪原と誘導灯
 しばらく行くと道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」。駐車場を除雪した雪が道路側に壁のようになっており、初めての人には場所が分かりませんが、しっかりやっていました。しかし、大空町という新しい町名は昔この辺りに何度か来ていた私には違和感がありまくり。アイヌ語が起源の伝統ある地名をなぜどこにあるのか分からないような地名にしてしまうのだろう。
 道の駅の地名となった「メルヘンの丘」は雪道を歩く、距離ではなく、少し車で進んで見学。雪原の中に立木が並んでいるだけですが、北海道らしく良い景色です。
メルヘンの丘
 さらに走ると網走湖が見えてきた。凍結した湖にはワカサギ釣りのテントでいっぱい。
ワカサギ釣り遠景
 ワカサギ釣りも北海道の風物詩だと思っており、今回見たいと思っていたものの一つ。この時期はもう終わっている年もあるというので心配していたが、まだやって大勢やっていた。車を停めて、凍った湖面に我々も行ってみる。ここでは道具をすべてレンタルできるので手ぶらで行って釣りをすることもできるが、今日は色々見たいので見学だけ。話を聞くと、今日がシーズン最終日で、釣果は少ないとのことだった。
ワカサギ釣りテント
 戻ろうとしているところで、友人が知人に遭遇。見ていくかと聞いてくれたので、行ってみると実際に釣らせてくれた。やってみると簡単に釣れ、結構おもしろい。立て続けに4尾連れ、ニヤニヤ。それまで釣れていなかった妻も最後に一番大きなのを釣ってニヤニヤ。
釣れたワカサギ
 次に訪れたのが網走監獄。しかし、昔来た時と場所が違う。昔訪れたのは網走刑務所、ここは網走刑務所で使われていた昔の建物を移築した博物館でした。
網走監獄入口
 中は広く、色々な建物が残されている。下の写真は、明治末期から昭和60年まで使われていたという五翼放射状舎房。こんなストーブじゃあ冬は凍えただろうと思われる。
五翼放射状舎房
 監獄前の道をそのまま登っていくと天都山に到着。網走市街から遠くは知床半島までがよく見える展望の地だ。沖にある帯状の流氷が知床半島付近では接岸しているのが見えた。明日、知床半島まで行くかどうか悩む。
天都山
 本日は知床半島とは逆側、紋別方面へと進む。最初に見える湖は、先ほど対岸からワカサギ釣りを見た網走湖。
網走湖
 続いて、能取湖。9月には一面が真っ赤に見える珊瑚草で有名な湖で、いつか9月に来ようと思っていた湖だ。3度目の訪問だが、今回も季節外れ。
能取湖
 そしてサロマ湖。琵琶湖、霞ケ浦についで日本で3番目に大きな湖だ。ホタテの養殖などで有名だが、私にとっては常呂遺跡の印象が強い湖。宗谷海峡と間宮海峡が陸続きであった数万年前に大陸から人々が来て住んでいた遺構を始め、いろんな時代の遺跡がここにはあります。昔来た時よりもずっと整備されているので見学したかったが、今回は断念。
サロマ湖
 紋別に到着し、海に突き出した岸壁に建てられた氷海展望塔のオホーツクタワーへ。すぐ沖に来ている流氷には観光用砕氷船ガリンコ号がちょうど流氷の中に突入していた。大した望遠レンズを持ってきていないので写真は望遠鏡を通したもの。
ガリンコ号
 昔来た時にもガリンコ号に乗ったのだが、こんなに氷の中を進んではくれなかった。危ないからと流氷に入らないのに、どこが砕氷船だと思ったが、今日は見ているとずんずん流氷の中に入っている。あれなら乗っても良かったなーとは思ったが、見えているのが本日の最終便。ガリンコ号は2代目で初代より性能が良い。でも実は初代でも流氷の中に入っている写真がいくらでも見つかる。記憶違いかなーと思っていたが、昔来た時というのが初代就航の年で、運航開始からそれほど日数が経っていなかったのが、ここの館内展示で分かった。その年初めて流氷が接岸した日でもあったので、分厚い氷が押し寄せたのが初めてで船長が慎重だったのだろう。
 流氷を見ながら、オホーツクセットを食べる。サロマ湖で養殖をしているホタテと地元産じゃが芋ポタージュ。どちらも非常に美味しかったです。
オホーツクセット
 塔のB1階は、地下1階ではなく海中階となっている。窓があり、海中展望フロアとうたっているが、窓の外は薄暗く、良く見えなかった。しかし、ミニ水族館になっており、これは楽しかった。トルコの温泉などで有名な皮膚をつつく魚がいる水槽は手を入れられるようになっており、つつかれる体験ができる。
ドクターフィッシュ
 流氷にくっついて北の海からやってくるというクリオネも名物です。貝類の仲間ですが貝殻はなく、透明でかわいい。しかし、食事の様子は獰猛ですごいと友人が言うのでしばらく見ていたが、食事の様子は見られなかった。
クリオネ
 最後にスーパーで名産品などを買って、北見の友人宅に戻る。連日の鹿祭り♪ 今日は鹿カツです。これも絶品です。
鹿カツ
 昨日が赤ワインだったのと本日は紋別で買ったオホーツクの幸があるということで、友人の選んでくれたワインは、シャトー・チュレ、ボルドーの白です。1996年とこれも前世紀から大切にとっておかれたもの。そういえば今日は地下室の酒蔵を見せてもらって感動、個人でこんな酒蔵を持ってるなんてなんと幸せな人生か。
シャトー・チュレ
 紋別で買ってきたニシンの糠漬け。パッケージには生で食べられるとあるのに、友人は火を通してしか食べたことがなく、危ないと主張。何事も経験と、半身を生、半身を焼いて食べました。どちらも美味いが、瓶詰アンチョビーをさらに美味くしたような生が私は好みです。私は食べないといっていた友人も食べて美味いと言い、その息子も美味いと言ってくれた。
ニシンの糠漬け
 北海道名物アイヌ葱、美味かったです。でも後で調べたら行者ニンニクと同じものだった。
アイヌ葱
 そして毛ガニ。今年は紋別の毛ガニ解禁日が20日、その後悪天続きで、この日のものが初物だったらしい。もちろん絶品でした。
毛ガニ
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