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龍神村-牛廻越-十津川街道-野迫川村 90km

2005年07月30日(Sat)
吉野杉の森 いつものように夜明けと共に目覚めるが、よく眠れなかったので眠い。食欲もなかったが、少しパンを食べる。乾かなかった服をそのまま着て出発。なんとか乗ったまま進める傾斜、常に木陰の気持ちよい道。車もほとんど来ない。
 牛廻越からの下りもほとんどブレーキをかける必要なく、ペダルをこぐ必要もない快適な道だ。登りも下りもずっと美しい杉林。自然林の方が好きだが、下枝を払うなどの管理がきちんとされた人工林の美しさもまた良いものである。

 十津川温泉に出た。当初は尾鷲方面に向かう予定だったが、台風で出発が一日遅れており、その上体調に不安が出てきたので無茶は止めて、ここから北上することにする。足湯
 温泉にも浸かりたいが、体調不良だし、朝から入ると走れなくなりそうなので、足湯だけで我慢。でもあまりの気持ちよさに、温泉に入り一日のんびりするかと迷いだす。
 温泉でのんびりするにも、もう少し進んだ温泉地温泉の方が良さそうだと出発。十津川沿いはキャンプ適地が多いが、必ずキャンプ禁止の看板がある。キャンプ場が多いのだから、勝手な場所でするなということだろう。でも炊事もしないで寝るだけなのに、ファミリーが遅くまでにぎやかに騒ぐような場所でテントを張るのは勘弁だ。
 温泉地温泉あたりは人が多く、足湯にも浸かれないほど。土曜の昼になり、単に週末行楽客が続々と到着しているだけだろうが、これなら十津川温泉の方が良かった。
 国道168号はトンネルと橋をどんどん作り、走りやすくなっている。ダム直前以外は傾斜も緩やかで、快適な走りができる場所。谷が深いので日陰も比較的多い。昼に入った「とん太」のラーメンがやたらうまかった。しかし全く他の客はいない、もったいない店だ。
谷瀬のつり橋
 日本一の長さを誇る谷瀬のつり橋は、期待はずれ。完全に観光地化されたつり橋で、ワイヤーが新しく太いし、柵も大きくしっかりしているので、渡っても怖さが全くない。ここに来るまでに何本もつり橋があり、もっと揺れて怖いところばかりだった。まあ実際に落ちる危険がないと私は怖くない訳で、観光開発された谷瀬のつり橋にそれを期待するのが間違いなわけだが・・・

 十津川村で河原に降りる道は、キャンプ禁止の看板だらけなので、とりあえず抜けて大塔村で露営適地を探す。大塔村に入ってすぐに、土砂崩れの通行止め迂回路があった。迂回路に入ったところで、枝道に数キロ先のキャンプ場以降全面通行止めの看板。全面通行止めの道に入れれば、車が来ないので、どこでテントを張っても大丈夫。キャンプ場手前の河原に降りる道にもキャンプ禁止の看板がなく、キャンプは可能。でもそこだと道から見えるので、さらに進む。
 赤谷キャンプ場から先が全面通行止めになっていたが、柵はなく、車でも入れる状態だった。当然そのまま進む。小さな谷に滝があり、そこに狭い草地を見つけ、露営地決定。水場に降りられないが、まあ良いだろう。
 結局この日は一台も車は来なかったが、翌朝夜明け前に二台だけ通った。
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