Touring & Travel diary
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05夏 紀伊山地»
高野山-高野龍神スカイライン-竜神村 60km
2005年07月29日(Fri)
今日も日の出と共に目が覚める。無人のキャンプ場でのんびり朝食をとり、高野山の中心である金剛峰寺へ。朝の行の時間であり、当然観光コースへの入場はまだまだ。のんびりと建物の外観や行の様子を見学。ここだけはちゃんと見るつもりだったが、拝観時間の8時半まで待つのが面倒になり、奥の院へ向かう。もちろん見学は一の橋からで、杉林に囲まれた参道にある墓地をじっくり見て歩く。島津家や豊臣家、徳川家などの戦国大名の墓地や日本の行ったさまざまさ戦争での犠牲者の追悼碑、あるいはグリコなど大企業の墓地などなど、非常に興味深い参道だった。早朝なのでほぼ無人なのも雰囲気をかもしだしてくれる。奥の院は弘法大師の廟がある場所、さすがに神聖な雰囲気で、ここのみ写真撮影禁止。
観光のハイライトは終了し、ここからは高野龍神スカイライン。自転車走行のハイライトだ。標高900-1300mの尾根を結ぶスカイラインは、昔からの憧れ、20数年前に吹雪で断念した道でもある。
スタート直後は、ひたすら下りで良かったが、一旦登りが始まるときついきつい。ママチャリに乗ってまま進むことは難しい。かといって40キロにもおよぶ尾根沿いのアップダウンを押してばかりでは、一日で抜けられない。尾根道なので日陰が少なく、体力はどんどん消耗していった。
花園村特産品売り場でおいしい湧き水をたらふく飲んで、柿の葉寿司の昼食をとったくらいまでは何とか元気だった。一番暑い時間を日陰で昼寝でもして過ごせばよかったのだろうが、そのまま直進。途中から、息切れが激しくなり、汗があまり出なくなってきた。熱中症? やばいなぁと思いつつも、のんびり休める場所がない。日陰ごとにへたり込みつつも、前進。最高地点である護摩山タワー近くでもうほとんど動けない状態となり、大休止。そのままテントを張って寝ようかと思ったほどだったが、1時間ほどで少し元気が回復。残りは下りが主ということもあって再出発した。
20数年ぶりの竜神温泉まで下った。温泉にでも入ろうかと思ったが、湯に浸かると倒れそうな気がして自重。テントを貼れそうな河原にはキャンプ禁止の看板があるし、大きな河原は日陰が少ない。仕方なく、再び登りとなるが国道425号牛廻越の道へ。
西の河谷との分岐の河原にテントを張る。川での水浴びが気持ち良い。調子に乗って洗濯も。元気にはなったが食欲がでず、夕食は焼酎の水割りとミックスナッツのみ。
夜中、気持ち悪くて目覚めた。吐く。しかし、気持ち悪さは収まらない。酔った気持ち悪さではないのだ。日焼けで熱っぽいと思っていたが、明らかに発熱している。やっぱり熱中症か? でもよく症状は知らないし、どうしようもない。
今日のルートをママチャリで行くのは無謀だったかなぁ・・・