Touring & Travel diary
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国立西洋美術館
2017年10月28日(Sat)
昨年、国立西洋美術館が「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の一つとして、世界遺産に登録された。写真を見たら見覚えのある建物、学生の頃よく歩いていた上野公園の一角にある建物だ。
世界遺産一口コメントなんてのを書いているくらいなので、私としては当然興味はある。1年ぶりの上京に際し、チェックしたところ、その日はちょうど入館料無料の日に当たっている。あいにくの雨だが、せっかくの機会なので国立西洋美術館に入ってみた。
美術館なので当然展示物を鑑賞する場所だが、世界遺産登録されたのはその建物。なら外観だけ見れば見学したことにしても良いかなと登録当初は思ったが、無事に訪問することとなった。
中に入ると建物に既視感があったが、世界中色んな美術館に行っているのでさほど気にせず。2階に上がる階段のところで、その階段を上ったことがある確信が芽生える。そのまま見学を続けたが、本当に来たことがあるのか気になって絵画に集中できなくなった。そこで絵画鑑賞は後回しにし、建物の構造を確認しながらどんどん先に進んでみる。そして、大学1年の時に来た記憶がふとよみがえった。35年前・・・、忘れていても仕方ない歳月である。それを思い出させてくれるということはル・コルビュジエの建築はやはりすごいのか? 最初の階段とピカソの作品などがあった最後の大部屋は確かに建物としての記憶が残っていたのだから、やはりすごいのだろう。