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氷川渓谷でキャンプ2日目奥多摩むかし道

2013年11月03日(Sun)
 久しぶりのテント泊だったが、よく眠ることができた。明るくなって改めて周りを見ると、木々の紅葉が始まっており、結構景色の良いキャンプ場。今回は連泊予定なので朝から紅葉ハイキングをする予定だったが、より良い場所が空きそうだったので、テントを移動させてから出かけることにした。
朝のキャンプ場
 朝食をとり、テントを移動させ、いよいよ出発。最初は愛宕山を目指したが、途中で気が変わり、山裾の林間を歩く。
杉林
 あまり人の歩かない道だったが、道は整備され歩きやすい。途中には道祖神があり、古くからある道であることを偲ばせる。
道祖神
 登計の集落に出る。のどかな山村、キウイがたくさん実っており美味そう。
キウイ
 アフリカ沖のサントメ島でよく食べたピンピネーラ(pimpinela ポルトガル語、マデイラ諸島辺りの呼び方らしい)が野菜の無人販売所にあり、日本でもあるんだねなどと話をしていたら、その家の人が出てきて「味見します?」と誘ってくれた。日本名は隼人瓜というそうで、その家では昔から作っているとか。日本の浅漬け風にしたものも結構うまし。
隼人ウリ漬け
 そのままそこで野菜作りの話を聞いたり、88歳のおばあちゃんと話をしたり。写真は、庭から引き抜いて見せてくれた蕪(かぶ)。外が赤い蕪(紅芯大根)は中が白く、外が白い蕪は中が赤い。これは両方頂いたので夜のつまみとなりました。
蕪
 畑にはきれいな紫の実の木があり、これは紫式部というそう。
紫式部
 さらに集落を歩いて行くときれいなホオズキなどもあり、ほんとうにのどかで雰囲気の良い山村だ。
ホオズキ
 メイン道路まで下り、ハイキングコースとなっている「奥多摩むかし道」に入るまで少し国道を歩く。しばらくして、前方に見覚えのある建物発見。30年前のことですっかり忘れていたが、この建物を見て一気に色んなことを思い出した。この道のずっと先で自転車の転倒事故を起こした私はこの奥多摩病院に担ぎ込まれたのだ。手術をした世田谷病院に転院するまでの数日をここで過ごしたという苦い思い出のある場所。
奥多摩病院
 奥多摩むかし道に入るとハイカーの姿が多くなった。紅葉が始まった3連休の中日とあって、皆この道を楽しみに来ているのだ。案内板が整備され、路面も歩きやすい。奥多摩駅からそのままスタートできるコースでもあり、人気があって当然か。写真はせり出している石灰岩をご神体とする白髭神社。
白髭神社
 腕が入るサイズの穴が大岩に貫通している弁慶の腕抜き岩を過ぎると今度は耳神様が祭られている。穴のあいた石をお供えして祈った場所だそうで、穴の開いている石がたくさんあった。
耳神様
 コースの中ほどにある「しだくら吊橋」は一度に3人以上乗ってはいけないということだが、幸い込んでいなかったので渡る。橋の上からの見る紅葉した渓谷は本当に美しかった。
しだくら吊橋より
 対岸で一休みして戻ってくると大勢が並んでいた。3人づつでは中々渡る順番が来そうになく、良いタイミングで助かったという感じ。
 集落になっているところでは、野菜や果物の無人販売がところどころにあった。写真は、庭のゆずをとっているおじさん。この辺りのゆずは大きく、どこでも3個100円だった。
ゆず
 2つ目の吊橋である道所吊橋も、着いた時には空いており助かる。
道所吊橋
この吊橋からの眺めも非常に良し。
道所吊橋より1
道所吊橋より2
 残り2.4キロの西久保切り替えしで迷ったが、最後まで歩くのをあきらめて戻ることにした。もどったら温泉に入り、さらに明るい時間に炊事を始めたい。そうなるとちょっと時間が足りないのだ。今回は歩くことよりキャンプがメインなので仕方なし。バス道に戻る手前のトンネルから見た景色もGOOD!
トンネルより
 バスで奥多摩湖駅前に戻り、昨日と同じスーパーで買い出し。最後に氷川橋を渡るところで改めて谷を見ると半日で紅葉が進んだように見えた。
氷川大橋より
 キャンプ場から温泉に行く道にも吊橋があり、そこからキャンプサイトが良く見える。改めて良い場所にあるキャンプ場だなと思った。
北氷川橋より
 キャンプ場から見えている奥多摩温泉もえぎの湯は、大人気の温泉だったようで、なんと入場制限をしていた。整理券を配っており40分待ち! 並ぶのが嫌いな私は明日にしたかったが、妻が今日入りたがったので、仕方なしに待つ。でも20分くらいで入れたし、中はそれほど込んでいなかったのでほっとした。広くはないが、肌がすべすべになる良い温泉♪
 並んだおかげで炊事を始めた頃には日が暮れていたが、それも良し。ここは直火が使えるので焚き火での炊事。楽しい一日の閉めとして当然今日もアルコール♪
炊事
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