Touring & Travel diary
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沖縄(2013-14)渡名喜島→久米島
2013年12月31日(Tue)
夜半に少し雨が降ったが、朝には上がっていた。風もなく、船が欠航する恐れもなさそうで一安心。海を眺め、ゆったりした朝の時を過ごす。9時過ぎにはテントを畳み、港に向けて出発。荷物を持ったままだが、まだ歩いていなかった村内の道を中心に最後の散策を楽しんだ。写真は、映画「群青」の舞台となった家。群青は2009年公開の映画だそうで、島内の色々な場所にロケ時の様子が記されている。
定刻11時の船は予定よりも早く出港、渡名喜から久米島に向かう島民はおらず、ここからの乗船は数組の旅行者だけだった。
昼過ぎに久米島到着。港には出迎えの人々がずらりと並び、200人以上乗っていたと思われる乗客を出迎えていた。知人や予約がなく上陸したのは我々だけのようで、港から町に向かって歩き出した人は他に居なかった。港の辺りにもクワズイモがいっぱい。
大晦日とあって、町に着いても閉まっている店は多い。昼食時だが、営業していたメインストリートで営業していた食堂は2件のみ。そのうち1件のメニューが次の写真。このメニューが本当に豊富だと思ったのは2日間渡名喜に居たためだろう。
妻の注文したのが、みそ汁。沖縄のみそ汁は肉も野菜もたっぷり入った立派な主菜だ。
私はゴーヤチャンプルが食べたかったが、夏野菜なのでないと断られ、フチャンプルを注文。「フ」は普通の「麩」だった、意外に美味かった。
昼食をとった店が夜も開くのなら再訪したかったが、今夜からは正月休みを取るという。渡名喜島よりは都会だが、この島でも年末年始は食べるところに苦労しそう。食料を確保しておこうとスーパーに行くと、沖縄の正月料理が色々並べてあった。買い物客に妻が質問すると、沖縄のおばちゃん達は嬉々として色々教えてくれ、楽しい買い物となった。こんなチャンスはめったになかろうとかなり多めに食料を買い込み、キャンプ場へ向かう。
久米島には東西2ヶ所のキャンプ場がある。西のキャンプ場は無料だが、周辺には何もなさそうで、トランスポートのない我々には少し厳しい場所にある。西のキャンプ場は有料だが、
バーデハウス久米島というスパ施設にあり、そこの食堂は元旦でも営業していることを確認してあった。大晦日なので今夜はゆっくりスパでも入ろうと考えたこともあり、バーデハウス久米島のキャンプ場に泊まるとにした。
キャンプ場は有料なだけあって、きれいに整備してあった。林を抜ければすぐに海だが、サイト自体は芝生でゆっくりできる。テントを設営し一段落。昼食からまだ2時間半だが、正月料理があまりに美味そうだし、キャンプサイトがポカポカして気持ち良く、のんびりしたくなった。スパに入るには腹ごしらえと、少し食べることにしてしまう。
写真手前の魚はグルクン、沖縄の県魚に指定されている。その上の白いのはソーメンチャンプル。黒っぽいのは血イリチャー、久米島の正月はこれがないと始まらないそう。上の黒いのは普通の太巻き。飲み物は、久米島の泡盛である久米仙。私はストレートで飲むが、妻はシークワサジュースで割っている。
満腹になったところで、バーデハウスに入りに行く。ここの入場料は2000円だが、なんとキャンプをしているとキャンパー割引で1000円になる。キャンプ代は一人500円なので、なぜかキャンプした方が安く入れるのだ。定価でも入るつもりで来ているのでこの割引はうれしかった。
設備はきれいで快適、屋外の露天風呂から見る夕焼けは最高だった。休憩所はテントよりも快適なので、閉館時間まで、紅白歌合戦を見たり、新聞を読んだりして過ごす。年越しそばとして、ここで久米島そばを食べた。