Touring & Travel diary
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神津島 -神津島港-長浜
2014年11月23日(Sun)
レストランの営業準備する頃に起こしてもらい、2等席に移動。夜明け前に着いた大島で大勢降りており、2等和室もガラガラになったので、2等和室で再び眠る。船は、大島、利島、新島、式根島と経由し、朝10時に神津島到着だ。
友人達の借りた車に乗せてもらいキャンプ場に移動する。神津島のキャンプ場は3ヶ所あり、我々が訪れたのは一番人の少ないとされる長浜キャンプ場である。11月なのでどのキャンプ場も混んでいないが、他の2ヶ所は目の前の海が素潜りでヤスを使う魚突きが禁止されているのに対し、ここは明確に許可されているのだ。式根でも一緒だった友人たちは魚突きが好きで伊豆の島に通っており、今回もそれが目的だ。
キャンプ場についてまずはのんびり。食事をしたり、夜のために薪拾いをしたり。
水が暖かになる午後からは妻や友人たちは魚を捕りに海に入る。私は冷たい海が苦手なので今回はパスして、皆の泳ぐ海を眺めていた。
16時過ぎ、ようやく海から妻が上がってきた。寒いのによくやるなと思ったが、楽しくて仕方なかった様子である。
魚を持ってご満悦の妻。妻が獲ったのはこの中の5匹だけです。
上がって来た20分後にはもう日没。海に入っていた人々も着替えをすまし、皆で夕陽を見る。
この日、ここでキャンプをしていたのは我々だけ。いよいよ大宴会の始まりである。島人が遊びに来て、差し入れの蟹でカニ汁を作ってくれた。
炊事は酒を飲み、獲って来たばかりの魚を捌いた新鮮な刺身を食べながら。
前回の式根で一番おいしく、本日ぜひとってきてとお願いしたハコふぐは一人一尾づつある。鎧の様に固い甲羅かと思われる皮には毒のあるフグだが、身や内臓は大丈夫。まずは皮を割って腹の部分を切り取り、肝を取り出す。肝以外の内臓は危険だという説もあるので捨てる。身は付いたまま。
肝と味噌をぶつ切りにし、フグの腹に戻し、後は焼くだけ。本当にこれは絶品! 宴会に合流した島のおじさんは、こんなの食べられないんじゃないの?みんな捨てるぞって言いながらも味見。食べてうまさに感動していた。
調理しつつの宴会が始まって2時間半経過。まだ調理は続いているが、皆かなり飲んで陽気になっている。
島の歌を披露する島人と手拍子をする我々。
パエリャ鍋まで持ち込んでおり、しめは海鮮パエリャ(正確にはレバノンの"サヤディエ")。
しめを食べたところで、再び焼き魚や刺身、カニ汁に戻り、宴は果てしなーーく続く。