Touring & Travel diary
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25春九州 2日目 別府-大分-臼杵-日向-高鍋 196km
2025年03月31日(Mon)
喘息で明け方まで眠れず、寝坊した。朝食も取っていないのに出発は8時過ぎ。通勤ラッシュに巻き込まれ、大分までは大渋滞。大分駅まで5キロで30分もかかってしまった。早朝に出て朝食は24時間営業の吉野家と思っていたが、もう店は色々開いている時間。それでも予定通りに駅近くの吉野家に向かうが、駐車場なしの店だった。再検索するとルート上の郊外にも吉野家があり、最初からそちらを目指せばよかったと思うが、仕方なし。
朝食の後は、臼杵磨崖仏を見に行く。ここも昔から来たかった場所だ。平安時代末期から鎌倉時代にかけて彫刻された摩崖仏は、国東半島の熊野摩崖仏と並んで中学の歴史教科書にも載っていた。日本に数ある摩崖仏の中でも国宝なのはここだけだ。10時前に到着し、入場券を購入する。一人550円。摩崖仏は何体もあり、広い山道がきちんと整備されているのは良い。
摩崖仏は数群に分かれているが、順路の最初であるホキ石仏第2群の中尊阿弥陀如来像は、平安時代のもので、入場券に載せられている大日如来像と並んで最も優れた石仏だとされている。こちらの方が先だったためか、こちらの方が印象深い。

ホキ石仏第一群にある地蔵十王像は臼杵摩崖仏の中では新しい鎌倉時代のもので、新しいためか色がかなり残っており、これも印象深い。

4ヶ所の石仏群を見学した後は、石仏公園を歩き、鎌倉時代の石塔などを見て歩く。
見学を終え11時過ぎに出発する。ここからはしばらくは山を越えだ。大分県最後の佐伯市を通り過ぎ、宮崎県へと進んでいく。
13時に日向で昼食。調子が悪いこともあり、予定の観光はカットし、食後もそのままのんびり。15時に再出発。
15時半頃に高鍋町にある高鍋大師に到着する。高鍋の街を見下ろす花森山に建つ大師堂の周辺には無数のユニークな石像がある。1930年代から70年代にかけて、一人の人物が作り上げたもの。四国88か所にちなむ仏像を完成させた後も、色々と掘り続け、一人の人物が生涯で700体以上の石像を彫り上げたという。一番目立っているのはロボットのような観音様。

石像は仏像だけではない。中には、ドラマ「水戸黄門」に出てくる黄門様・助さん・格さんの像などもあり、楽しませてくれる。

敷地の一部には立派な円墳もある。元々は盗掘で荒らされていた持田古墳群の霊を慰めるために石像を彫り始めたもので、この円墳もその一つだ。

16時半ごろ大師から降りて、給油、そしてスーパーで買い出し。その後は高鍋温泉めいりんの湯へ。のんびり温泉を楽しんだ後、近くのめいりん公園の駐車場で車中泊。