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Touring & Travel diary

四国ドライブ５日目　愛南町-大月-柏島-竜串-足摺岬-佐田沈下橋-三里沈下橋-高瀬沈下橋-勝間沈下橋-岩間沈下橋-江川崎 195km

行程図
　朝食は、ホテルで和食。その後、部屋で昨日採ったヤマモモを空になった4リットルのペットボトルに入れ、砂糖一キロを加える。旅行中にヤマモモシロップを作るのだ。
　出発は9時過ぎ。出発してすぐに県境を越え、高知県に入る。宿毛（すくも）を素通りし、国道321号を南下する。大月町の道の駅で最初のストップ。美味しそうな海産物が並んでおり、予定を変えてここで昼食用に魚を購入した。

　国道を離れ、大堂海岸方面に向かう。岬の先端には橋が架けられ、柏島が道の終点となる。柏島ビーチで先ほど買ったクロハゲ（ニザダイ）のたたきなどで軽い昼食とする。

　雲が広がり、ビーチはそれほどきれいに思わなかったが、港にはイルカが泳いでおり、自然の豊かさを感じる。

　少し戻って観音岩を見に行く。見応えある岩柱だ。この近くには野生の猿がたくさんいるというお猿公園があるのだが、全く猿はおらずがっかり。いそうな気配さえなし。

　国道に戻り、今度は土佐清水市に入る。まずは竜串（たつくし）へ。竜串ビジターセンターには結構観光客がいたのに、竜串海岸の散策コースには誰もいない。海の中を見ることのできる海底館やグラスボートが人気なのは分かるが、見どころのメインは奇岩の続く竜串海岸の散策コースのはずなのに・・・。『名の由来は不明であり、竜を串刺したような景観から名付けられた説やアイヌ語に因む説、臥竜山の竜臥（たつふし）が転訛した説、など諸説が立てられている。』ということだが、どう見たって竜を串刺したような景観からだと思うのだが・・・。

　足摺岬のすぐ近くに白山洞門がある。足摺岬近辺は断崖になっており、海岸まで降りるのは難しいがここでは可能だ。昔来た時は潮が引いている時間だったようで、もっと洞門内で上を見上げた気がする。

　国道から白山洞門に降りるところに足湯の施設ができていた。白山洞門を見下ろせるきれいで新しい足湯である。このあしずり温泉の歴史はおよそ1200年前まで遡り、弘法大師が金剛福寺を建立した際、谷川より湧き出ていた湯に浸かって疲れを癒したのがはじまりという。約150年前の地震で源泉は枯渇してしまっていたが、平成元年に源泉の掘削が行われ復活し、現在は3ヶ所のホテルが温泉を引いている。

　そして足摺岬。こちらは観光客が多くてびっくりするほど。灯台の周りが散策コースになっている。

　計画では足摺岬で車中泊だったが、時間がまだまだあるのでもう少し進んでおくことにする。四万十市の中心部で早めの夕食をとり、四万十川に沿って北に進む。まずは佐田沈下橋だ。洪水時には橋面が水面下になる橋が沈下橋であり、橋が水没した際に流木などが引っ掛からないように欄干などがないのが特徴となる。四万十川には沈下橋が数多くかかっており、重要文化的景観にも選ばれている。佐田沈下橋は四万十川の最下流にある沈下橋で、街から一番近いこともあり、観光客が多く訪れる有名な橋だ。映像を見ていて車で渡るのは怖いかもと思っていたが、思ったよりも道幅は広く、カーブもないので、景色を楽しみながら渡ることができる。

　佐田からは川の西岸を結ぶ狭い道を通って、一つ上流の三里沈下橋へ。先ほどよりも狭い橋で少し緊張するが、写真撮影で行ったり来たりして慣れてしまった。

　次は高瀬沈下橋。ここも先ほどと同じくらいの道幅で、先ほどよりも長い。走ってみて気持ちいい橋だ。

　4本目は勝間沈下橋。そろそろ沈下橋を渡るのも飽きて来たので、橋の見える車中泊場所を探している。ここの河原は広く、車中泊も可能っぽかったが、平らに停めるのが難しそうなのでやめた。

　最後に渡ったのは岩間沈下橋。ポスターなどによく使われている橋だ。対岸に無料キャンプ場があるので行ってみたが、車中泊には向いておらず、却下。

　結局、道の駅よって西土佐に着いたのが19時。国道そばでうるさい道の駅よりも高知県江川崎宮地駐車場の方が静かに眠れるという情報を事前に得ていたので、最後はこの駐車場まで移動した。6月の西日本は19時過ぎても明るいのがありがたい。