Touring & Travel diary
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宗像-福津-古賀-北九州-下関-湯本温泉-仙崎 150km
2018年10月05日(Fri)
台風が近づいてきて風は強いが、雨は降らず、良く眠れた。雨が降っていないと、鹿児島まで走って、フライトを変更して南の島に行く考えも再び戻ってくる。しかし、天気予報を見ると家が危なそうだったので台風が来る前に戻ることを決めた。
まずは昨日中を見ることができなかった宗像大社へ。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として昨年世界遺産登録された宗像大社は、辺津宮、中津宮、沖津宮の三宮からなるが、ここにあるのはその中の辺津宮である。中津宮は10キロほど沖にある筑前大島にあり、沖津宮は50キロほど離れた沖ノ島にある。大島にはフェリーが出ており、簡単に訪れることができるが、沖ノ島は女人禁制であり、公共の乗り物もなく、訪れることが困難になっている。
辺津宮は世界遺産登録されても入場無料のままだし、観光客もほとんどおらず、普通の大きな神社のように見える。
本殿とは離れた裏側に、第二宮、第三宮がある。第二宮が沖津宮分社、第三宮が中津宮分社となっており、ここにお参りすれば、宗像大社の三宮全部にお参りしたことになっている。
さらに奥の丘の上に、高宮祭場がある。ここは古代祭祀遺構で、非常に趣のある場所だ。
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群として登録されているのは、宗像神社の三宮と大島にある沖津宮遙拝所、新原・奴山古墳群となっている。新原・奴山古墳群まではそう遠くないので車で移動する。この古墳群は宗像大宮司を務めた宗像氏に関わる古墳で、国の史跡にもなっている。写真の中央から左の緑の濃い丘がこの古墳群となっている。その右、薄い山のように写っているのが、大島で、中津宮がある島。沖ノ島は大島の陰になって、天気が良くてもここからは見えないそう。
新原・奴山古墳群の展望台でボランティアガイドのおじさんに、石室を公開している古墳を尋ねたところ、一ケ所だけあるというので、その宮地嶽古墳のある宮地嶽神社を訪れる。こちらはお参りの人が多く、賑やかだ。
宮地嶽古墳や宮地嶽神社は世界遺産登録の最終段階で除外されてしまったそうだが、その場所が一番賑やかだったのは非常に印象に残る。世界遺産登録のブームで混雑している物件が多い中、宗像神社や新原・奴山古墳群の客の少なさが一段と際立っておもしろい。
宮地嶽神社内には「奥の宮八社」と呼ばれる社が祀られており、その一番奥の不動神社の内部が、宮地嶽古墳の石室となっている。残念ながら写真撮影禁止だったので、写真はなし。写真は外側から写した古墳の上部。1
この後、妻が薬を買いたいというので近くのイオンモールへ。しかし、妻は薬を買わず、服など色々買ってきた。昼食を済ませ、帰路に着く。小倉で渋滞に巻き込まれ、本州に戻ったところで日が暮れた。20時前に長門市の湯本温泉に到着。温泉でのんびり。
そのまま走って帰っても良かったが、近くの道の駅センザキッチンで再び車中泊。