Touring & Travel diary
»
車旅»
5/23 道の駅キララ多伎-石見銀山-温泉津
2017年06月03日(Sat)
2日目は、島根県唯一の世界遺産である
石見銀山へ。訪問は12年振りだ。
前回は夕方に着いて大森の鉱山町を見学したのみ。今回は是が非でも鉱山に入りたい。
まずは前回も訪れた鉱山街を歩く。写真は代官所跡。
早朝から人が多いなと思っていたら、囲碁の本因坊戦が築200年を越える重要文化財熊谷家(くまがい)で今日行われるのだった。
熊谷家を越えると宿場町のような古い家並みが静かに続く。
鉱山町の先には炭鉱への穴がいくつもあいている。
石見銀山の最盛期は戦国時代から江戸時代にかけてで、太平洋戦争以降は閉山している。現在通年で公開されている坑道は、龍源寺間歩(まぶ)と呼ばれている。今も採掘が続いているボリビアのポトシ銀山の見学に比べれば見学用に整備された坑道を歩くのは面白みに欠けるが、昔の様子の展示などを見るとやはり興味深いものが多々ある。
石見銀山に続いて温泉津へ。温泉津も世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産登録されている。世界遺産の温泉として宣伝すればもっと人気が出るのに、なぜか世界遺産であることを前面に出してアピールしていない。温泉津は銀の積出港として栄えた港町だ。
共同浴場は、元湯泉薬湯と薬師湯の2軒があり、訪れたのは薬師湯。
薬師湯の屋上には休憩所があり、趣きある景色を見つつ湯上りに休める。無料コーヒーのサービスまである。近くの屋根にはイソヒヨドリがおり、ずっと鳴いていた。
上の写真の洋風の塔は、薬師湯の旧館で、今はカフェになっている。内装がアンティークで素晴らしい。
昼食に頂いたのは江戸時代の奉行飯。美味しかった!
温泉津から自宅までは70キロ弱で、1時間強。温泉津の薬師湯は近いのでまた来たいなと思う。
引っ越した最初の年に行った津和野や萩に加え、今回の旅で、家に近い主な観光地は一通り訪れることが出来た(かな)。