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四国ドライブ2日目 広島-呉-下蒲刈島-上蒲刈島-豊島-上蒲刈島-豊島-大崎下島-岡村島 104km

2022年06月22日(Wed)
行程図

 朝食はホテルでとり、その後も外出せずにホテルステイを楽しむ。12時のチェックアウトまでのんびりし、車をスタートさせたのは12時20分である。バイキングの朝食でたくさん食べていたので、昼食は後回し。
 まずは呉を目指す。途中、車の時計が消えているのに気がついた。ラジオもダメ。よく見たらETC機器にも電気が来ていない。電気系統のトラブルだ。走行自体には問題なさそうなので、しばらくそのまま走行する。昼食時にインターネットで色々調べ、ヒューズが切れただけの可能性が高いことが判明する。それならヒューズを買って交換すれば直る。違うなら、車屋で見てもらうしかない。呉から先はとびしま海道を走る計画であり、車関係の店は非常に少なくなる。呉にいる間になんとかせねばならない。
 昼食後はまずショッピングセンターへ。店に入る前に駐車場でヒューズを確認、やっぱり切れていた。100均などでヒューズを探すが見つからない。ここでは網戸の網とマグネットを購入した。今回の旅の為に網戸を自作していたのに忘れて来たので応急措置で網戸を取り付けるためだ。
 少し戻ることになるがオートバックスへ。ここでヒューズを購入し、交換した。これで電気系統は復活だ。ヒューズが切れた原因はほぼ特定できたので、これで大丈夫だろう。
 計画よりも2時間近く遅くなったが、ようやく最初の目的地とびしま海道に向かう。広島県呉市とその南東に位置する安芸灘諸島の島々を結ぶ7つの橋梁で結ばれた安芸灘大橋から岡村島までの道の愛称が「安芸灘とびしま海道」と正式に定められており、その略称が「とびしま海道」だ。
 本州と下蒲刈島を結ぶ最初の橋が、安芸灘大橋。橋長1175メートルで、7つの中では最長の橋だ。この橋のみが有料道路となっている。
22/06/22 16:12:08
 橋を渡ってすぐ左手に白崎園という公園がある。きれいに整備された庭園や巨大モニュメントがある公園で、橋や島々の景色がいいところだ。白崎園から橋まではすぐで、歩いて橋に戻り写真を撮ることもできる。
22/06/22 16:23:06
 江戸時代、下蒲刈島は朝鮮通信使の交通路となっており、宿泊地のひとつとして栄えた。松濤園には江戸時代の御番所を復元した蒲刈島御番所などがある。
22/06/22 16:38:36
 長雁木(なががんぎ)と呼ばれる石段は、1600年代に福島正則が幕命により作ったもので、朝鮮通信使やオランダの使節、参勤交代の大名などが島への上陸に使った場所だ。
22/06/22 16:52:32
 下蒲刈島と上蒲刈島を結ぶ蒲刈大橋は1979年開通、7つの中で最も古い橋となる。
22/06/22 16:41:36
 昼食を遅い時間にたくさん食べたので、夕食は手持ちのビスケットなどにする計画だったが、妻がそれでは寂しいと拒否。すぐにまっすぐ向かえば次の次の島にあるスーパーの閉店時間には間に合う。コロナの影響か、インターネットで調べる限り、夜間に空いている食堂もない。明るい時間に見られなくなる場所が出てくるので非常に不本意だったが、仕方ない。蒲刈大橋を渡って、そのまま上蒲刈島は素通りし、次の豊島大橋も越え、豊島へ。そのまま豊島のスーパーに直行する。
 買い出しを終えて17時半。上蒲刈島の見どころまで戻るとメインの大崎下島の豊町御手洗(みたらい)伝統的建造物群保存地区に着くのが遅くなりすぎる。かといって上蒲刈島は素通りというのは悲しい。上蒲刈島に戻ってすぐに展望台があるので、せめてもと思いそこまで戻ることにする。豊島大橋展望台と呼ばれる展望台で、豊島大橋が目の前に見える。橋長903メートルで、完成2008年。豊島大橋は、とびしま海道で2番目に長く、最も最も新しい橋だ。
22/06/22 17:42:04
 再び豊島に戻り、十文字山展望台に向かう。安芸灘諸島の島々には展望台が数多くある。中でもクチコミ評価が高かったのが、この十文字山展望台である。標高309メートルの山頂に建てられた高さ8メートルのドーム場の展望台からは360度のパノラマが広がり,美しい島々が点在する瀬戸内海の風景が楽しめるということだったが、予想以上の悪路で着くまでが本当に大変だった。
22/06/22 18:17:24
 展望は確かに良かったが、周りの樹が大きくなりすぎて360度のパノラマとまではいかず。
22/06/22 18:18:20
 下りの道は途中からミカンやレモンの果樹園となり、道も良くなった。出荷時期ではないので置いてあるだけだが、果樹を運ぶモノレールも何度も見ることができた。
22/06/22 18:44:58
 4本目となる豊浜大橋を渡って、大崎下島に入る。
22/06/22 18:54:46
 御手洗伝統的建造物群保存地区は、とびしま海道のメインともいえる見どころだ。御手洗地区は17世紀の中頃形成されて以来,江戸時代の約200年間を経て昭和初期に至るまで,瀬戸内海交通の中継港として,時代時代に応じた発展を続けてきた。伝統家屋が密集する街並みは期待以上に面白く、もっと見学をしていたかったが、途中で暗くなってしまった。
22/06/22 19:35:02
 大崎下島と岡村島の間には、平羅(へら)島と中ノ島がある。この2島は小さな無人島なので、今回は素通りすることにする。最後の岡村大橋を渡ると広島県ではなく、愛媛県の岡村島となる。岡島に入ってすぐにある人待瀬戸展望台で一休み。岡島大橋がよく見える展望台だ。
22/06/22 19:50:32
 岡村島の北端に、正月鼻キャンプ場がある。キャンプ場として知られる場所で、地図にもキャンプ場となっているが、単なる空き地。近くに正月鼻古墳公園のトイレがあり、人家から離れているのでキャンプ適地だが、看板などはなく、キャンプ場ではないと思われる。とはいえ無人で近くに水道のあるトイレがあり、車中泊にも適している場所である。
 本日はここで泊まることにし、まずは簡易網戸を作る。まあ網戸用網を窓に合わせて切断し、マグネットで留めるだけ。これでも十分に風を通し、虫を防ぐ。今までの苦労はなんだったのかと思うくらい快適で、気持ちよく眠ることができた。
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