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四国ドライブ3日目 岡村島~今治-止呂峡-UFOライン- 石鎚スカイライン-松山-伊予市中山 205km+フェリー

2022年06月23日(Thu)
行程図

 静かで海風の涼しい良い車中泊ポイントだったので、気持ちよく眠れた。夜明け前に起き、少し散歩。日の出を見ながら出発準備をし、海を見ながら水出しコーヒーとソーセージパンで軽い朝食。
22/06/23 05:24:44
 6時前に出発し、島の反対側にある港に移動する。ここからは今治市営のせきぜん渡船で四国本島に移動する。渡船といっても車も乗れるフェリーだ。車は10台しか載せられない小さな船なので早めに来たら、まだ2台目だ。切符を購入し、関前の町を散歩する。古い木造家屋の密集するのは瀬戸内の他の島々で何度も見た風景だ。
22/06/23 06:24:50
 6時30頃から乗船が始まる。
22/06/23 06:36:26
 定刻の6時50分に出港する。旅客定員135人だが、旅客は10数人のみ。ガラガラなのでのんびりできる。
 今治には直行ではなく、小大下島(こおげしま)と大下島を経由する。島々を縫って進むフェリーはまるで観光船のよう。
22/06/23 06:54:46
 小大下島の使われなくなった建造物にウミウがおり、何とも物悲しく感じる。小ガラパゴスともいわれるチリのバジェスター島の景色が思い出される。
22/06/23 06:56:34
 小大下島の人口は令和2年の時点で26人のみ。なのに毎日14回も渡船が来るのだから驚きだ。ここでの乗り降りはなく、接岸せず。船員が港の人と会話をし、そのまま次の島に向かった。
22/06/23 07:01:58
 次の大下島(おおげしま)も令和2年の時点で人口46人しかいない島だが、ここでは桟橋に乗客が待っており、船は接岸した。
22/06/23 07:10:24
 今治の街が近づくとまず造船所が見えてきた。今治市の造船業は全国一の集積を誇る14事業所を有しており、建造隻数では国内の約20%を占めているのだ。
22/06/23 07:41:38
 そして本州と四国を結ぶしまなみ海道の橋が見えてくる。
22/06/23 07:46:44
 来島海峡第一大橋をくぐると今治港はもうすぐ。車だと準備もあるので接岸風景は見ることができなかった。
22/06/23 07:49:34
 定刻の8時10分に上陸し、すぐに今治城へ。城壁の目立つ場所に勘兵衛石と呼ばれる巨石がある。縦2.4メートル、横4.6メートルの巨石で、城主の権威を示すために設置されたものだそう。明治に城壁が取り壊された後、場内に置かれていた石は、平成19年の石垣復元に際に元あった場所に戻されたのだという。
22/06/23 08:21:20
 勘兵衛石の右手にある鉄御門(くろがねごもん)を通って、中に入る。この門も見応えはあるが、復元だ。今治城は伊予の宇和島、今治などを領した藤堂高虎が17世紀初めに築いた城。その高虎像が二の丸を背景に建てられている。
22/06/23 08:23:14
 天守閣など有料の場所は開館時間前なので外観を一回りしただけで、出発する。今日は四国山地の山岳ドライブを予定しており、時間が許せば石鎚山に登りたいと思っている。登れば街まで降りる時間はなさそうなので、朝でも空いている吉野家で2度目の朝食をとり、スーパーで明日朝までの食料を買い出し、ガソリンも満タンに。西条から、そらやま街道との愛称を持つ国道194号を南に進む。
 最初の休憩は止呂峡。吊り橋から見下ろす水流が美しい峡谷だ。
22/06/23 10:56:18
 さらに国道194号を南下していくと標高500メートルを越えたところで寒風山トンネルに入る。1999年に開通した長さ5.4キロのトンネルで、無料で通れる一般道路の道路トンネルとしては日本最長であり、歩行者や自転車が通れるトンネルとしても日本最長である。このトンネルが開通する以前の国道194号線は標高1100メートルを越えるところにある旧寒風山トンネルを越えねばならなかった。
 寒風山トンネルの中で愛媛県を抜け、高知県となる。トンネルを出てすぐにUターンするように左折し、旧寒風山トンネルへの道を登ってゆく。旧道はつづら折りの急坂で、高度をどんどん上げる。旧寒風山トンネル入り口の手前を左折。ここからがUFOラインと呼ばれる"いの町道瓶ヶ森(かめがもり)線"である。四国山地の稜線を走る絶景の道だ。開通以来一般開放されていなかったこの林道が走れるようになるというニュースを見たのは、山間部を好んで走っていた大学自転車部の時=1980年代前半のことだ。それ以来、ずっと来たいと思っていた。いつの間にか舗装され、今では人気のドライブコースとなっている。稜線に入ると何ヶ所かビューポイントがあり、路肩に車を停めて景色を楽しむ。
22/06/23 12:06:52
 基本的に稜線の南側となる高知県の道なので、道路からの見晴らしはほぼ高知県側となるので、少し歩いて愛媛側=瀬戸内側も見に行く。
22/06/23 12:12:36
 よさこい峠を越えると再び愛媛県となり、道は石鎚スカイラインとなる。こちらの道は有料道路だった記憶があるが、今は無料の県道となっている。調べてみると1995年に無料化したよう。こちらも稜線お見晴らし良いドライブコースとして昔から知られていた。四国最高峰でもある石鎚山(1982m)の登山口となっている土小屋(つちごや)にはカフェもあり、人気の休憩ポイントとなっている。
 土小屋から石鎚山頂までのコースタイムは往復で4時間を割っている。できれば登りたいと思ってここまで来たが、すでに13時を過ぎている。日没までには5時間以上あるので時間的には大丈夫かなと思ったが、雲が出てきたのと妻が行かずに待っているというので、断念した。石鎚神社の土小屋遥拝殿にお参りだけする。登山道は遥拝殿奥から延びており、登山者用の杖があるのを見て、やっぱり行きたいなと思ったが、また今度。景色を見ながらのんびり昼食をとり、先に進む。
22/06/23 13:05:02
 途中、道の駅でトイレ休憩をしただけで、一気に松山まで降りて、道後温泉へ。温泉番付で上位になるような有名どころで訪れたことがないのがこの道後温泉だけだったので、今回どうしても来たいと思っていた。コロナ禍というのに観光客が多く、入るのに行列しているのにはまいった。しかし、コロナ対策で中が密にならないよう入場制限していたので入ってしまえばそれほど混んでおらず、趣のある温泉を堪能する。
22/06/23 15:57:18
 駐車場は温泉本館向かいの丘の上にあり、そこには無料の足湯もある。足湯に浸かりながら温泉本館の伝統ある建物が眺められるが、今は工事中で大半が覆いに隠れている。
22/06/23 16:44:52
 登山した場合には土小屋で車中泊する計画だったので、今晩と明日朝の食料は買ってある。しかし、せっかく四国一の都会である松山に来ているのだ。まともなところで食事をしておきたいと思いショッピングセンターへ。そこでビュッフェスタイルの夕食をお腹いっぱいに食べた。
22/06/23 17:41:50
 夕食している間に暗くなったが、都会だと車中泊に良い場所が見つけ難い。伊予市中山町まで進み、道の駅なかやまにて車中泊とする。熱帯夜だが、網戸が役立ち、快適に眠れそう。
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